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喘息になった時、頼りになるのは吸入薬

小さい頃から喘息の人もいれば、大人になってから喘息になる事だってある。

普段は喘息の症状はないのに、季節の変わり目になると症状が出る事もある。

今回の記事の結論は、「吸入の薬を正しく使って症状をコントロールしましょう」というシンプルなもの。

正しく使っているつもりでも、実は上手く使えていない

そんな事にならない為に、器具の種類や使い方について調べていきます。

興味のある人は読み進めていってください。

吸入器の種類・名称

加圧噴霧式定量吸入器(pMDI)

  • 特徴:

ガスの圧力で薬剤を噴射するので吸いやすい。

カシュッと音がするので薬が出ている実感が持てる。

吸入する時に、薬の噴射と吸い込むタイミングを合わせる必要がある。

  • 試し噴射の回数:

フルティフォーム→4回(カウンターが0になったら取り替える)

アドエア    →4回(カウンターが0になったら取り替える)

オルベスコ   →3回(噴射が弱くなったら取り替える)

キュバール   →2回(噴射が弱くなったら取り替える)

フルタイド   →なし(噴射が弱くなったら取り替える)

ドライパウダー定量吸入機(DPI)

  • 特徴:

粉末の薬剤を自分で吸い込むタイプの吸入器。

カシュッと音が鳴る事もないため、薬を吸えている実感が持てない事もある。

  • 吸入器の名称:

タービュヘイラー

(前準備)→3回のカチッを忘れない

薬を取り出し垂直に立てて、回転グリップを時計回りに回す(1回目のカチッ)

回転グリップを反時計回りに回して、再び時計回りに回す(2回目のカチッ)

回転グリップを反時計回りに回し、もう一度時計回りに回す(3回目のカチッ)

(吸う時)→1回のカチッを忘れない

回転グリップを回転させる時は、器具は垂直にしておく。

回転グリップを反時計回りに回して、時計回りに回す(カチッと音が鳴る)

空気口を塞がないように注意する

ツイストヘラー

(前準備)

残量カウンターの数字を確認

(吸う時)

ふたを開けて残量カウンターの数字が1減っている事を確認してから吸う。

吸い終わったら、カチッと音が鳴るまでフタを閉める事を忘れない。

ディスカス

(吸う時)

カチッと音がするまでカバーを開けて、カチッと音がするまでレバーを押し付ける。

カウンターの数字が減った事を確認してから、勢いよく吸い込む。

エリプタ

(吸う時)

カチッと音が鳴るまでカバーをスライドさせて、カウンターの数字が減った事を確認してから、勢いよく息を吸い込む。

この時に、空気口を塞がないように気をつける。

ディスクヘラー

オレンジ色の面を上にしてカバーを外す。

本体からトレーを外して、ディスクを乗せて、カチッと音がするまで本体に押し込む。

フタを垂直に立てる事で、ディスクの1つのブリスターに穴を開ける。

フタを戻して、勢いよく息を吸い込む。

スイングヘラー

カウンターの表示されている面を上にして、水平に持ってから透明なキャップをカチッと止まるまで開ける。

青色のボタンをカチッと音がするまで押し込む。水平な状態で押すように気をつけて、勢いよく吸い込む事。

ソフトミスト定量吸入器(SMI)

特徴:

ゆっくりと噴霧される吸入液を吸い込むタイプの吸入器。

前準備のカートリッジのセットが少し大変。

(前準備)

カートリッジを透明ケースにセットしてから使用。

キャップを閉じた状態で、安全止めを押しながら透明ケース外す。

カートリッジの緑色の部分を上にして本体にガチッと音が鳴るまで挿入。この時にカートリッジが本体にほとんど隠れる状態になる。

一度挿入したカートリッジは絶対に抜かない事を忘れない。

透明ケースを装着し、キャップは閉じたまま本体下部を180度回転させる。キャップを開けて、下を向けて試し噴射を行う。

その後、キャップを閉じる、180度回転、試し噴射を3回行う。

(吸う時)

キャップを閉じて、本体下部を180度回転させる。空気口を塞がないようにして持って、普通の呼吸で深く吸う。

薬の種類(長期管理治療薬)

  • 吸入ステロイド
    • フルタイド、パルミコート、アズマネックス、キュバール、オルベスコ
  • 吸入ステロイド+吸入β2刺激薬
    • アドエア、レルベア、シムビコート、フルティフォーム
  • 吸入抗コリン薬
    • スピリーバ

まとめ

どんない良い薬でも、使い方が適切でなければ本来の実力を発揮してくれない。

医療の専門家の力を借りる事は勿論大切だが、長い人生の中で使う可能性のある薬について自分自身が少しでも知っていることは大切なので、「吸入の薬を正しく使って症状をコントロールしましょう」。

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