ビジネススキル・マインド

妥協が許せない完璧主義者との上手な付き合い方

職場や学校、あなたの周りにも一人はいませんか?「完璧主義者」と呼ばれる人が。

周りから見れば「もっと手を抜けばいいのに」とか「誰もそんな所見てないから、だいたいでいいのに」と思えるような内容。

しかし、彼らも頭の中では、周囲からそういう目で見られている事ぐらい分かっています。

手を抜きたいのに要領よく立ち回れない、そんな自分自身が嫌になっている人もいます。

完璧主義者って何?

「完璧主義者」とは、その名の通り、「全てにおいて完璧にこなさないと気が済まないタイプの人」をいいます。何に関しても中途半端なことができない人。自分の基準を超えることのできない妥協は許せないタイプとも言えます。

共通する特徴として多いのは、自分の期待通りの成果が得られないと、全てが失敗したように感じるというもの。客観的に見れば十分な成果が出ていることも多いので、周囲からすれば「何を失敗したと感じているの??」という場面に遭遇することも多い。

自分の能力以上を目指し続ける「理想の高さ」も持っています。

常に上を目指そうとする姿勢は素晴らしいものです。しかし仕事のみに限らず、人間関係、仕事、お金、趣味など、様々なことに対して高い理想を追い求め努力すると、キャパオーバーを起こしてしまうこともあります。いつのまにか空回りして、悪循環のループに入っている人も多いです。

どうして「全てにおいて完璧にこなさないと気が済まないのか」「理想が高い」のか?

この理由には「自己評価の低さ」「常に人の評価が気になる」という2つがあります。

そもそも完璧主義の人は自己評価が低いのか?と思うかもしれません。

何事においても完璧な成果を追い求めてきた完璧主義者の人たちのことを、自己評価の高い人と誤解されがちです。むしろ完璧主義者の人達は、自分のダメなところばかりに目がいって失敗ばかりだと思っています。

完璧主義の人は「自分にとても厳しい」ことが多いので、周りからの評価は高いのに自分だけが気にしている。自分で自分にダメ出しをして自己嫌悪に陥っている。

色んな長所があるのに自分ではそれに気づいていない。自分の事を欠点だらけと勘違いしていて、理想に達しない自分を認められていない人が多いです。

そしてもう1つは「常に人の評価が気になる」ということ。

周囲からの評価が気にならない人はいないです。

しかし、完璧主義の人は完璧を追い求めるあまり、「他人からどう見られているか」を普段から過剰に気にしてしまう

過剰に気にしてしまう理由には、「完璧以外は無意味」「完璧じゃない自分は誰からも必要とされない」そんな思い込みがあります。決してそういうわけではないのに、染み込んだ考え方はなかなか変わらないというのが悲しいところです。

「他人からどう見られているか」を普段から過剰に意識するのは、「他人から高い評価を得ることで自分の価値を確認している」からでもあります。

自分の価値は他人からの評価のみで決まるわけではないのに、自信がないからいつも不安、何か結果を出さないと自分に価値がないと勘違いし、焦る。悪循環のループに陥ることで、いつもイライラしている。

この悪循環ループを本人も自覚しているので、余計に自分がどう見られているのか気になってしまうという負の連鎖に突入していることが多いです。

完璧主義の人は少し不器用なだけという認識を持ってみる

「自己評価が低い」人と上手に付き合うためには、自分の魅力に気づくきっかけが少なかったことが「自己評価の低さ」に繋がっている可能性が高い。決して悪気があって謙遜しているわけではないということを知っておく必要があります。

自己評価の低さはなかなか改善されるものでもないため、話す側の負担を軽減するために認識を変えてみることがオススメです。

「常に人の評価が気になる」人と会話する時は、結果のみにフォーカスした会話をするのではなく、1つ1つの行動にフォーカスし、ベストな方法を選択しているという事を伝えてみるのが効果的です。

そうすれば自分の選んだ方法に自信を持って行動し、効率も上がり、皆にとってwin-winな関係を築けます。

そして最後に、完璧主義な人は「人に頼ることが苦手」ということが多いです。

人に頼ることが自分の弱みを見せてしまっているように思えて、なかなか素直になれないというパターンです。

余裕があるのであれば、完璧主義に見える人に一言「何か行き詰まってない?」と声をかけてみてください。

自分からは行動出来ていないだけで、どうしようもなく困っている状況から救えるかもしれません。

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