人間関係の悩み

苦手な相手と上手に話したいと思っているあなたに。

どこにでも現れる厄介な相手

職場や学校、どんな所に行っても苦手な人は現れる。最初は「この人は苦手だな」「なんとなく話しかけにくい雰囲気をしてるな」という些細な違和感かもしれない。しかし、その違和感を放置したまま時間が経過すると、少しずつ違和感が膨らんでいって、気づいた頃には「苦手」が「嫌い」に変わっていく。「嫌い」になることはなくても、逆に自分が萎縮してしまって相手との関わりを持てなくなってしまう。そんな悩みをを抱えている人はいませんか?

苦手に感じる人と関わることなく過ごせるのなら、その人の存在は無視して過ごすのが一番負担も少なく手っ取り早いとは思います。そうは言っても、職場や学校というコミュニティに所属すると、必要最低限の関わりを持たなければならない場面は出てきますよね。そして相手に何か変化を期待しても無駄という現実に直面し、絶望する。そんな日々を繰り返すうちに毎日が嫌になってきていませんか?

じゃあどうすればいいか、答えは簡単。環境を変えるか、自分が変わるしかない。環境を変えるというのは現実的ではないし、自分が変わるというのも限度がありますよね。そこで今回は誰でも今からでも実践できる「リフレーミング」という手法を紹介していこうと思います。

リフレーミングとは

「リフレーミング」とは、物事を見る視点を変えて、これまでとは異なる意味を見出そうとするもの。私たちは生活の中で、相手の行動や出来事を意味づけています。その意味づけが私たちの感情に影響を与えています。何も感じないのであれば、「苦手」という感情なんて湧いてこないもの。そこで私たち自身の物事をみつ視点を変えて、行動や出来事の受け止め方を変えていこうということです。

例えば「大ざっぱで手を抜きがちな人」は「こだわりのない懐が深い人」とリフレーミング出来るかもしれません。「のんびりしていて周りから突っ込まれる人」は「みんなに安心感と会話のきっかけをくれる癒し系の人」になるかもしれません。このリフレーミングという利用することで、苦手な相手を前にした時に感じてしまう批判的な気持ちの働きを中和することができます。

リフレーミングを実践

早速リフレーミングを実践していきたいところですが、その前に1つだけポイントを押さえておきます。「リフレーミング」とは、常にポジティブに変換して考える手法ではないということ。異なる視点で物事を見つめることによって、物の見方に新しい選択肢を広げようとすることなのです。

それでは気を取り直して、リフレーミングの実践です。

「自主性がない」→「他人の考えを尊重できる」「周囲との協調を何よりも重視している」

「行動が遅い」→「慎重に物事を進められる」「自分の頭の中で考えを整理する習慣が身についている」

「融通が利かない」→「こうと決めたらとことんやり抜く」「信念を持って行動している」

「無神経だ」→「言いにくいこともズバリ言える」「他人からの評価を気にすることなく行動が出来る」

「意思が弱い」→「状況に応じて適切な手段を講じられる」「プライドを持たずに目的の為に行動できる」

「自信がない」→「他人から多くを学ぶことが出来る」「常に謙虚な姿勢を忘れることがない」

「しつこい」→「人に関心が高い」「結果が出るまでは諦めない」

まとめ

日々の暮らしの中で避けては通れない「苦手な人」との接触。そんな中で何か解決の切り口になるものがないかという想いで、「リフレーミング」を紹介してみました。物事の見方を変えるというのは簡単なことではないかもしれません。しかし、思い出した時に繰り返すうちに習慣化されていくはずです。じっくり時間をかけて、自分に合ったリフレーミングを見つけて、ストレスの少ない人生にしていきましょう。

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