お金と暮らし

夫婦になってからが本番、お金の悩み

「足りない」「貯まらない」「とにかく不安」考え始めると止まらないお金の悩み

付き合っていた頃は毎日が楽しかった。しかし、結婚という新たなステージに進もうとすると、途端にこの3つの悩みが私達の幸せの前に立ちはだかります。子供の教育や老後の事、家は賃貸にするのか一戸建てにするのか、カップルの時には気にもとめていなかった事が、急に現実味を帯びてきます。

恋人から夫婦になると何が変わるのか。急に愛情がなくなるとか、そういう問題ではなく、「お金」というものを介した新たな関係性が出来ていくから、こういった悩みが出てくるのです。

カップルの頃ですら、食べ物の好みや趣味の違い、様々な問題を乗り越えてきたはずです。しかし、その問題の中には「お金」というものを2人でどのように扱っていくかという事は含まれていない人の方が多いのではないでしょうか。

夫婦になろうというタイミングで「お金」という漠然とした問題が目の前に立ちはだかっています。まずはお金の正体に気付き、夫婦2人の力で「お金」の問題を解決していきましょう。

「お金の正体」と向き合う為に、忘れてはいけない4つのこと

「お金の正体」に向き合おうと躍起になるあまり、当初の目的を忘れては本末転倒です。

夫婦になることで生じた「お金」の悩みを解決し、より良い夫婦関係を築き、幸せな人生を送ることが目的です。これから「お金」について考えていくことになりますが、忘れてはいけない事は「お金」の先には自分にとって大切なパートナーが存在するということ。「お金」に執着するあまり、パートナーとの関係性をぶち壊してはいけません。そこで、忘れてはいけない大切な事をいくつか挙げてみたいと思います。

  • パートナーを信頼し、お金を信頼する。適度な距離を保つ事を忘れない。
  • 適度な距離を保つ事でリラックス出来る状態を保つ。お互いに疲れないという意識を忘れない。
  • 適度な距離を保つ事は、相手への関心がない状態ではない。なんとなくお互いの事や、お金の状況が分かる状況を作ることを忘れない。
  • なんとなくの距離感を大切にすれば、困った時はお互いに助け合えるという意識を忘れない。

結局の所、型にはめこみすぎて全てを制限しようとせず、心地よい間合いを大切にするのが一番大切です。「お金」というテーマの話になると、どうしてもシビアにならないといけない場面が増えるので、普段からの意識というものは意外に大切になります。

夫婦一年目に知っておきたいお金のこと

結婚生活の中で三大出費と言われるものは、「教育費」「住宅費」「老後資金」です。

子供が生まれたら「教育費」、家族の住居に「住宅費」、子供を育てあげた後に待ち受ける「老後資金」。

「教育費」について、仮に子供が2人産まれるとする。幼稚園から高校まで国公立に通うなら541万円、大学4年間で539万円。児童手当は15年間支給され、一人当たり約200万円。幼稚園から大学まで約1000万円かかるとすると、残りの金額約600万円が必要になる。

「住宅費」について、マンション、建売住宅、中古戸建、中古マンション、注文住宅、土地付注文住宅の取得金額のだいたいの平均値は3600万円。60歳以降の給料が激減することを考慮すると、ローンを組んで住居を購入するなら、60歳までに完済できるプランを立てる必要がある。そして、大切なのは老後の重要な資金源になる退職金をアテにしてローン計画を組まないこと。

「老後資金」については、突然ニュースで2000万円が必要と言われ始めるようになった。この2000万円という金額は万人にとって必要な金額であるかどうか、検討することは勿論大切だ。しかし、そもそもこの2000万円という資金を作り出す事は可能なのかどうか、どこまでなら実現可能なのかを冷静に見極めることで、「2000万」という漠然とした数字に踊らされないようにしたい。

まとめ

「お金の正体」と向き合う為のきっかけとして、「教育資金」「住宅費」「老後資金」をあげさせてもらった。

世間では必要になる金額について様々な議論がなされているが、最終的にはそれぞれの家庭でどのような水準のものを求めるかによって、必要になる金額は大きく変動する。

夫婦になろうとするカップルの方がこの記事を見てくれているなら、一度じっくり話し合ってみてほしい。

しかし、そんな時にも相手との適度な距離感は忘れず、維持してもらいたい。

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